異例の更迭に社員ア然 フジテレビ“実力よりコネ”の末期症状
そんな異例人事をゴリ押ししたのはバラエティ制作センターの室長であるB氏だといわれている。
「14年6月末に亀山千広社長が大ナタを振るった1000人規模の大異動人事で編成統括担当部長に抜擢された人物です。昨年4月の番組改編では『LIFE is LIVE』なるキャッチコピーを掲げたものの大コケ。東海テレビの昼ドラの打ち切りも彼の発案ですが、プライベートの不始末も重なり、たったの1年で古巣のバラエティー班に出戻りを余儀なくされました。局内だけでなく業界でも何かと有名人で、実兄はテレビにもよく出ている有名教授。妻は有名議員の娘です」(別のフジ関係者)
昔から著名人や有力スポンサー、政治家の子弟などのコネ入社が多いのは知られているが、一昨年4月の安倍首相の甥に続き、今年は藤井フミヤの息子がアナウンサーとして入社するフジテレビ。現場の声を無視して、一部の実力者が人事を壟断し、コネが横行――。もはや日枝会長の老害というレベルを超えて、中国の歴代王朝の末期を見るようだ。