嘘まみれショーンKに専門家「反社会性人格障害」疑い指摘
「恐らく最初は小さな嘘だったと思います。しかし、小さな嘘は最後には大きな嘘になってしまうということなんです」
自分と重ね合わせていたのか。経歴詐称が発覚し、活動自粛に追い込まれたショーンKこと経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(47)は以前、詐欺などの罪に問われた“号泣県議”の野々村竜太郎被告(49)について、そうコメントしていた。
「この方(野々村)は多分、根っから悪い人というわけではないのでしょう」などとも語っていたが、今となれば“自己弁護”にも聞こえる。
米テンプル大で学位、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、パリ第一大学に留学……なんてピカピカの経歴はぜ~んぶ嘘。「年商30億円」も嘘で、本名も「川上伸一郎」。“小さな嘘”では済まされそうもない。犯罪心理に詳しい臨床心理士の矢幡洋氏は「一般論ですが」と前置きしてこう続ける。
「ひとつ考えられるのは反社会性人格障害です。これは凶悪犯罪者に多いイメージがありますが、それだけではない。嘘をつくことに罪悪感を持たず、嘘で嘘を塗り固め、自分をよく見せようとするタイプ。表面的にはマルチな才能があるように見え、話し上手で魅力的に映ります。印象操作、自己演出に長けており、相手をダマし、奪えるものは全て奪い取ってやろうと考えています」