糟糠の妻を裏切り とにかく明るい安村“不倫醜聞”の既視感
糟糠の妻――。「貧しい時から苦労を共にしてきた妻」という意味である。普段はあまり口にしない言葉だが、芸能記事では不倫の記事によく使われている。
先週、また「週刊文春」がスクープした“とにかく明るい安村”の浮気現場。ここでも安村の下積み時代を支えた妻を「糟糠」とあった。芸人に限らず下積みを送ってきた歌手や俳優は数多くいる。スターを夢見ながら芸を磨く。その一方で生活も維持しなければならない。
「駆け出しのころ、芸と生活の両立の大変さは体験した者でなければ分からない」と聞く。そこで少しでも生活の負担を軽くする手段として「同棲」が生まれた背景がある。家賃、生活費などを女性と折半して暮らすことで、芸に専念する時間を増やす。かつては役者を目指す劇団員に多かった。
女性も彼の夢を実現させるために尽くす。結婚はその延長線上にある。ところが、売れると生活は一変する。桁違いのお金が振り込まれる。「思わず通帳に記された“0”の数を何度も数え直した」という話を聞く。お金に加えて人気を得ることでモテる。人生が一変する瞬間である。そこにスキができる。