素人登場番組に大差で 福山雅治「ラヴソング」惨敗の理由

公開日: 更新日:

 もっとも、福山の月9に至っては3年の“熟成期間”を経ているから、飢餓感という意味では負けてはいない。

 元プロミュージシャンの44歳独身男と、吃音に悩むも天賦の歌声をもつ20代女性が繰り広げるヒューマン・ラブストーリー。だが、100人のオーディションを勝ち抜いてヒロインに抜擢されたという藤原さくら(20)が、福山と同じ事務所「アミューズ」に所属するシンガー・ソングライターということもあり、一部では「出来レースじゃないか」という声も上がり、世間の反感を買うことになったのは誤算だろう。

「視聴者はゴリ押しまがいのキャスティングにとても敏感。どんなに否定しても勘ぐってしまいます。河合奈保子や松田聖子がそうだったように、オーディションうんぬんより“福山が才能のある妹分と共演”とうたえばよかったのにって思います」(前出の桧山氏)。ちなみに、ヒロインの職場の後輩(阪本奨悟)もアミューズ所属のシンガー・ソングライターというからいやはやである。

 しかし、最大の違和感は主人公の福山だろう。最後の大物独身芸能人と呼ばれた男も女優の吹石一恵(33)と電撃結婚し、立派なアラフィフだ。20年以上前のドラマ「ひとつ屋根の下」の「チイ兄ちゃん」の頃から変わらぬプレーボーイの役どころは正直、もうツラいのである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出