エベレスト登頂なすび “懸賞生活”で培った根気と体力実る
4度目の挑戦で、念願のエベレスト登頂と報じられているのが、なすび(40)。日テレ「進ぬ!電波少年」の企画で、1998年から1年3カ月間、懸賞生活を送ったことで知られている。
なすびは福島出身で、エベレスト挑戦は震災からの復興を願ってはじめたのだそうだ。昨年1月、日刊ゲンダイ本紙の連載インタビュー「あの人は今こうしている」でこう語っていた。
「KFB福島放送で番組をやらせていただいてましてね。毎週土曜日、放射線量、拡散情報や除染状況をお知らせするんです。あとはボランティア。まだまだ手が足りない。それで通い続けてます」
このとき、なすびは東京・世田谷区内の1Kアパートに「帰って寝るだけ」の一人暮らし。エベレストは2度挑戦し失敗していたが、やはり復興への願いを込めて挑戦した四国八十八カ所巡りは17日間で結願成就させたことを明らかにしていた。懸賞生活で見せた根気と体力がエベレスト登頂へとつながったようだ。