「違うメディアで」元“クロ現”国谷裕子さんが語った今後
3月17日の放送回を最後にテレビ画面から姿を消し、はや2カ月半――。あの凛としたまなざしとルックスはそのまま、現役感たっぷりであった。
23年間にわたって「クローズアップ現代」(NHK)のキャスターを務めた国谷裕子氏(59)。「第53回ギャラクシー賞」(NPO法人放送批評懇談会主催)でその功績を称えられ、特別賞を受賞。2日の授賞式ではこう振り返った。
「何を問うべきか、軸を決めるのがいちばん大変でした。きょうは乗り切れるのか、不安に感じる日は少なくなかった。それでも報道番組としてチャレンジングなトピックに向き合う時は、むしろ心が震え上がりました。気が休まることは少なかったように思います」
サプライズゲストとしてお祝いに駆け付けた女優の薬師丸ひろ子(51)から花束を贈られるとハグし合い、涙、涙。2人はクロ現ファンとあまちゃんファンの間柄のようで、「(国谷の)ご主人さまから直接連絡がありまして。ヒロコが素晴らしい賞をもらった、ヒロコがヒロコが……と何度も呼び捨てされることに複雑な心境になりまして(苦笑い)。国谷さんはクロ現の収録のない時にはジムでくたくたになるまでトレーニングされ、健康面も気を使われていました」という薬師丸の言葉に真っ赤な目をしてうなずいていた。