テレ東に純利益も“惨敗”…株主総会を恐れるフジのじり貧
6月は株主総会が集中する時期。ここをどう乗り切るかは経営者にとって最大の課題だが、テレビ業界ではフジテレビに注目が集まっている。かつてトップを走り続けたフジテレビが、なんとキー局最下位のテレビ東京に負けてしまい、株主から厳しく“糾弾”される可能性があるのだ。
フジ単体とテレ東単体の純利益を比較すると33億円対41億円。売り上げはフジ2897億円、テレ東1073億円なのに、この体たらく。「どんな経営をしているのか」という声が上がっても当然だろう。
「テレ東に、他のキー局が負けるのは初めて。テレ東は『各社で計算の仕方が異なる』と謙遜していますが、負けは負け。視聴率の低迷、4月改編番組も低調でトップ人事があるといわれていたフジですが、亀山千広社長の続投が決まっている。株主総会で紛糾するのは間違いないでしょう」(民放編成関係者)
首筋が寒い経営者にとって最も嫌な時期かもしれない。