三原じゅん子を一刀両断 池上彰氏の“無双ぶり”今回も炸裂
“池上無双”はこの日も健在だった。
10日に投開票が行われた参院選。各局はエースキャスターが開票速報特番を担当、そんな中、ダントツの存在感を見せたのはやはりテレビ東京系「池上彰の参院選ライブ」でキャスターを務めたジャーナリストの池上彰氏(65)だった。
当選に浮かれる議員や与野党幹部を鋭い質問できりきり舞いさせるのはもはやお馴染みの光景。この日も初当選した自民党の今井絵理子(32)から出身地である沖縄の基地問題について「12歳から東京で活動してきたので、沖縄の現状は家族や友人からしか聞いてきませんでした」「これからきちんと向き合っていきたい」という、にわかに信じがたい言葉を引き出すなど切れ味は抜群。
また、自民党内きっての保守派である三原じゅん子(51)に対しては憲法問題と歴史認識に関する質問を浴びせ、古事記や日本書紀に登場する神武天皇が“実在の人物”だとするトンデモ発言を引き出したりと、化けの皮を剥ぎまくったのだった。
いまや池上選挙特番では定番となった「政治と宗教」企画も見応え十分。今回は信濃町の創価学会本部を直接取材。最近は動向が伝えられない池田大作名誉会長(88)についても質問し、幹部からは「たいへんお元気で具体的には、聖教新聞なんかによく執筆している」というコメントも。また、共産党本部も訪れるなど、まさにタブーなき取材活動を展開。視聴者の満足度はかなり高かったはずだ。