息子とキャバ通いも 中村橋之助に見る歌舞伎界の“女遊び”
■親子で仲良くキャバクラ通い
今年の芸能界は“ゲス不倫”ネタ続きとはいえ、襲名披露直前のスキャンダルだけに、一部ではチケットの売れ行きへの影響を懸念する向きもある。だが、「犯罪を犯したわけじゃないし、それはぜんぜん関係ない。むしろ話題になっていいくらいでは」と、こともなげに語るのは別の関係者だ。こんなエピソードを明かす。
「橋之助は長男と銀座のクラブやキャバクラにも一緒に通うほど親子仲は良好なんです。というと語弊がありますが、ようは歌舞伎役者が酒を飲んだり、女遊びをするのは本音の部分では“芸の肥やし”と思っているのです。自分もそうやって育ってきたし。でも、実はあるとき、息子とのキャバクラ通いが三田さんにバレてしまい、それこそ“きつくきつく”1時間以上もお説教をされたそうです。それでも通うのだから女好きは不治の病(笑い)。まあ、親子でキャバクラに行っていたのは故団十郎さんと海老蔵もそう。芸妓との不倫なんて梨園の伝統みたいなもの。口上のネタにされるくらいで、とがめる幹部なんていやしません」
たしかに人間国宝の中村鴈治郎(現・坂田藤十郎)は70歳の時に19歳の舞妓との密会どころかバスローブの前をはだけ、下半身が露出した写真をスクープされたこともある。故中村勘三郎の艶聞はいわずもがな、故坂東三津五郎、現役では海老蔵、愛之助しかり――。歌舞伎役者に貞操観念を求めるのは八百屋で魚のようである。