視聴率トップに 「羽鳥慎一モーニングショー」躍進の理由
平日朝のワイドショー戦線に大きな動きがあった。
これまでは小倉智昭(69)が司会のフジテレビ系「とくダネ!」と、「極楽とんぼ」加藤浩次(47)が司会の日本テレビ系「スッキリ!!」の2強が視聴率でリードしていたが、9月第3週の平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で羽鳥慎一(45)が司会のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金、8時スタート)が逆転して民放トップに立ったのだ(9月第3週平均は「モーニングショー」7.7%、「スッキリ!!・1部」7.3%、「とくダネ!」7.0%)。
■社会派ネタが追い風に
「モーニングショー」が週平均で民放トップに立つのは昨秋に番組がスタートして以来初の快挙。豊洲の移転問題や「PCデポ問題内部告発」など社会派のネタを報じた日の数字がとくに良かったという。
番組関係者がこういう。
「局内はもう喝采の嵐です。もちろん、その陰には羽鳥さんの不断の努力があります。裏番組との大きな違いは、MCの羽鳥本人が自分でパネルをめくったりしてニュースを詳細に解説していることでしょう。もちろんそのための予習復習、スタッフを交えての会議など、われわれが驚くほど勉強して番組に臨んでいる。自身の名前を冠した冠番組だけに責任感もハンパではありません」
ライバルの小倉や加藤を抑えてトップに躍り出た羽鳥モーニングショー。
「マジメ人間だから外でハメを外すこともなく、自宅でテレビを見ながら焼酎を飲むくらいしか息抜きがないようです」(別の番組関係者)というから、頑張りすぎだけには注意か。