ソロ初仕事で正念場 キムタク「無限の住人」にかかる重圧
年内でSMAPが解散するキムタクこと木村拓哉(43)だが、早くも来年、ソロになっての正念場を迎える。主演映画「無限の住人」(三池崇史監督)が公開されるのだ。
「沙村広明原作の人気コミックの映像化。江戸時代の日本を舞台としているが、奇抜な衣装を身にまとう人物や独創的な武器が多数登場し、主人公は不老不死の肉体を持つという設定。すでにアニメ化されたが、実写化はキムタク主演映画が初だけにファンの期待は大きい」(映画ライター)
キムタクにとって時代劇映画での主演は2006年公開の「武士の一分」以来11年ぶりとなるが、公開前から並々ならぬプレッシャーがかかっているという。
「ジャニーズ事務所の後輩であるV6の岡田准一、嵐の二宮和也がここ2年連続で『日本アカデミー賞』の最優秀主演男優賞を受賞。今年度は岡田が主演作『海賊とよばれた男』で2度目の同賞受賞の呼び声が高い。となると、来年はどうしても、キムタクの主演作が後輩たちの作品と観客動員などで比べられてしまう」(映画業界関係者)
キムタクといえば「武士の一分」で「日本アカデミー賞」の優秀主演男優賞にノミネートされていたにもかかわらず、事務所の「賞レースには参加しない」という方針をタテに辞退した苦い過去がある。しかし、「今はSMAPの独立騒動で裏切り者扱いされて窮地に立たされているキムタクをなんとかもり立てたいジャニーズ事務所としては是が非でも映画賞をとらせたい。ヒット&賞取りが絶対ノルマだけに製作サイドやPR部門も重圧をひしひしと感じている」(前出の関係者)。
キムタクにとってはSMAP解散後、最初の大仕事。力量が問われることになる。