ASKA映像流出 フジテレビがタクシー9時間半“拘束”の波紋
ASKA容疑者(本名・宮崎重明=58)が、再逮捕される直前に乗車したタクシーの車内映像がテレビ各局に流出した問題。業界紙「東京交通新聞」が12月12日付の紙面で流出の経緯の“一部始終”を報じている。
記事の概要はこうだ。先月28日、ASKAが利用したのはチェッカーキャブグループの三陽自動車交通(東京・江東区)の車両で、降車からまもなく、今度はフジテレビがチェッカーに該当車の配車を予約。車両到着から9時間半にわたって、現場取材や社員の送迎などで利用し続け、乗務員に取材を行ったという。
車内での具体的なやりとりは分からないが、逃げられない密室で長時間の“拘束”による運転手の心労は想像に難くない。客だけに、下手に乗車拒否もできなかっただろう。また記事によると、翌29日早朝、フジ報道局の記者らは三陽自交の責任者に対し、「(ASKAは)執行猶予の身であり、社会的に必要な情報は配信しなければならない。責任は負う」などと話し、映像提供を求め、最終的にドライブレコーダーに写ったASKAの車内映像の提供を受けたという。