桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

都知事選を盛り上げる面々を勝手にピックアップしてみた

公開日: 更新日:

 小池百合子都知事のカタカナかぶれにも困ったもんだ。今度は「ウィズコロナ」だって。「東京アラート」に「ステイホーム」「ロックダウン」「オーバーシュート」とこれでもかのカタカナ乱発。「流行語大賞」でも狙うつもりか。某週刊誌に「カイロ大学首席卒業」疑惑を報じられ、気のせいかそれ以降、マスクのサイズが大きくなったような……。アラビア語は「This is a pen.」レベルなどと屈辱的な言い方も。ならばここは吉村作治でも大砂嵐でもフィフィでもいいから都庁に招き、アラビア語しばりで対談してはどうか。疑惑も一気に晴れるというものだ。

 そんな小池の再選出馬が注目される都知事選告示日(18日)まで2週間を切った。弁護士の宇都宮健児(73)、熊本県副知事の小野泰輔(46)らが出馬表明し、ホリエモン界隈の名前も挙がっているが、いまいち盛り上がりに欠ける。東京五輪が延期された今、都知事選を20年最大のイベントにするために必要なのは華だ。そこで、これはと思う候補者を勝手にピックアップ。

エネルギーあり余る古舘伊知郎

 まず古舘伊知郎。「報道ステーション」を辞めてかれこれ4年以上。目ぼしいレギュラーは「日本人のおなまえっ!」(NHK)、「ゴゴスマ」(TBS系)の水曜コメンテーターくらい。エネルギーはあり余っている。

 27日も黒川前検事長が賭けマージャンで訓告処分になったことについて、「そんなん言うなら検察庁の前でみんなで大賭博大会やったったらええんですよ」と吠えまくる橋下徹に対し、「安倍総理に優し過ぎる」と苦言を呈して、「比較しちゃ悪いけど、大阪の吉村府知事とかニューヨークのクオモ知事とかは……『自分の声』で話しています。やっぱり総理の言葉はタキシードを着てる」と返す刀で安倍批判も。

 ダメなものはダメと言うのが気持ちいい。そもそもプロレス実況時代から“言葉の魔術師”と言われてきた。都知事になった暁にはわかりやすい日本語で都民に語りかけてくれるに違いない!?

 橋下だって、出ないと言いながら本音はわからない。突然、出馬宣言して、大阪も東京も維新で固めちゃえってか。

みのもんたは夜の街のおねーさまの救世主

 暇な、みのもんただって黙っちゃいない。「ケンミンショー」を追い出されレギュラーはゼロ。

 もともとジジババと相性がいいし、超高齢社会にもうひと花咲かせようという野心も捨ててないはず。コロナで壊滅的な夜の街のおねーさま方にはまさに救世主的存在かも!?

 女性候補なら政治的発言に積極的なキョンキョンとか、先日活動休止になったジャニーズ手越祐也。手越は無償でシングルマザーとその子供たちにお弁当を届けるボランティア活動をしているそうだが、無理か。

 評判最悪! 小池都知事を蹴散らすのはだれか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる