“アマ出身”吉岡里帆は多彩な特技持つストイックな叩き上げ
吉岡里帆がヒロインを演じる11月20日公開の映画「泣く子はいねぇが」は、新鋭・佐藤快磨監督の長編デビュー作。
監督の故郷・秋田が舞台で、地元の伝統文化「ナマハゲ」を通じて父親としての責任と人としての道徳を見いだす主人公を仲野太賀が演じ、その妻役で吉岡が出演している。
1993年1月15日生まれ、京都府出身。学生時代は地元で小劇場の演劇や自主映画にアマチュアの女優として出演していたが、大学在学中に本格的な女優を目指し、現所属事務所の系列の俳優養成所に入所。
「京都から夜行バスで東京に来て、宿泊費を浮かせるためにマンガ喫茶に泊まったりしながら、養成所に3年間通っていた」(「月刊Audition」2016年10月号)という。
その後、2016年にNHK朝ドラ「あさが来た」に出演して脚光を浴びる。2018年には「きみが心に棲みついた」(TBS系)で連ドラ初主演を果たした。10代にデビューする女優が多い中にあって、彼女は20代になってから躍進を見せた、叩き上げの女優だ。