コロナ罹患の赤江珠緒が語った「戦時中と似ている」の重み

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 コロナ禍になって1年以上。この間、相も変わらずと視聴者が思っているのはテレビのコロナ報道だろう。その不満はネットにあふれている。なぜテレビはいつまでも変わらないのか。そんな率直な疑問を昨年4月に新型コロナに感染したフリーアナウンサーの赤江珠緒(46)が放送専門誌「GALAC」(6月号)のインタビューで答えている。タイトルは「コロナに罹患して見えてきた放送メディアのあり方」。

 赤江は罹患してから2カ月ほどの間に状況が変わったとして「私のような中等症ではなく、症状がより深刻な重症者の情報が求められるようになった」と語る。例えばECMO(エクモ)を装着している重症患者などの深刻なケース。

「そこまで重症でなかった私は、『思ったより楽だった』『軽かった』ということを、だんだん発言しづらくなっていきました……重めな話を求められていることを感じました」

 そして、「自分の場合は軽かったという話をすると、『亡くなった人がいるのに軽いなんて言わないで』と非難されそうな世間の空気を感じました。戦時中、『亡くなった兵隊さんがいるのに……』などと言われた空気と似ているのかもしれません」と吐露する。

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