交番女子「ハコヅメ」早くもアニメ化の人気ぶり 真面目なドラマづくりが奏功した見本

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 昨年夏の人気ドラマ「ハコヅメ」(日本テレビ系)のアニメ版が、BS日テレやテレビ愛知などでスタートした。実写版から半年もたたずにアニメ版が放送されるのは珍しいが、泰三子の原作漫画は単行本300万部を突破、現在も「モーニング」で連載は続いていて、「アニメでも見たい」という要望が強いのだろう。

「SNSなどを見ると、実際の警察官にもファンが多いようです。なんといったって、お巡りさんたちの“あるある物語”ですからね。仮眠室で一つのベッドに女3人が雑魚寝などブラック職場ぶりで笑わせるだけでなく、高校生の性被害や夫の介護疲れから心中を考える妻など、時代を映す事件・事案が真面目に取り上げられていて、単なるお仕事コメディーでないところが広く支持されているのでしょう」(テレビ雑誌編集デスク)

 新型コロナ、景気低迷、災害多発と多難な時代に、おふざけドラマは反発を食う。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の前シリーズが回を追うごとに視聴率が下がったのも、キョンシーみたいな決めポーズや一夜で新型感染症のワクチンができてしまうなど、あまりにもウソっぽかったからだ。その点、ハコヅメはすべて実際にあったエピソードで、視聴者は納得しながら見ている。

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