中村アンがジャニーズ相手役で連ドラヒロインに! どうなる?“同期”菜々緒との勝負の行方

公開日: 更新日:

 モデルで女優の中村アン(34)が、7月からテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ「NICE FLIGHT!」でヒロインを務める。相手役はジャニーズ事務所の新時代を担う中堅グループ「Kis-My-Ft2」の玉森裕太(32)。玉森はパイロット役、玉森の恋のお相手となる中村は女性管制官を演じる。

 中村が今回の大役を演じることで、どうしても目が向いてしまうのが菜々緒(33)だ。中村と菜々緒は約13年前、ほぼ同時期に同じ事務所で芸能活動を本格始動。元々、若槻千夏や東原亜希木下優樹菜(20年7月に引退)らグラビア発のバラエティー色が濃いタレントが牽引していた事務所だったが、菜々緒は沢尻エリカ主演の「ファースト・クラス」(フジテレビ系、14年4月期)で女優として頭角を現した。その後も“悪女キャラ”で注目を集め、17年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の瀬名役で確固たる地位を築いた。

 中村もそんな“同期”の菜々緒の活躍に続くように、15年8月に放送された「ほんとにあった怖い話 夏の特別編2015」(フジ系)でドラマ初出演。同年10月期の「5→9~私に恋したお坊さん~」(フジ系)で月9ドラマに初出演して以降、10クール連続でドラマ出演し、女優としての実績を着実に重ねた。

「ただ、中村さんには代表作と言えるような出演作が見当たりませんでした。18年放送の織田裕二主演のフジ系月9ドラマ『SUITS/スーツ』では、新木優子に続く“2番手”。昨年10月期のTBS系日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』でも杏に続く“2番手”。今年1月期に放送された阿部寛主演のTBS系『DCU Deep Crime Unit~手錠を持ったダイバー~』では、海上保安庁初の女性ダイバー役で紅一点のヒロインながら第3話で殉職してしまった。どうしても“2番手、3番手女優”の印象が拭い切れませんでした」(ある演出家)

同世代対決は芸能事務所には理想的な形

 ある芸能プロダクション幹部は中村と菜々緒の活躍ぶりについてこう語る。

「芸能事務所としては理想的な形でしょう。同世代の女優同士が仲良しこよしにならず切磋琢磨すれば、担当マネジャー同士もいい意味で競い合う。事務所全体が底上げされます。一時期、菜々緒さんのセルフプロデュース力が注目されたことがありますが、あれもマネジャーの営業力のたまものでしょう。これまでは個性が強いこともあり、菜々緒さんが女優として評価される機会に恵まれてきましたが、演技力で中村さんが劣っていたわけではありませんでした」

 今回、ヒロイン役を射止めた中村にとって大きいのは、相手役がジャニーズ事務所の人気タレントということだ。

「ジャニーズ事務所は、相手役選びにシビアなことで知られます。小柄で、スキャンダルがなく、同性人気の高い中村アンさんは信頼できる、玉森裕太さんの相手役にふさわしいと判断したのでしょう。これできちっとした数字を残せば、今後さらに活躍の場が広がるはずです」(前出の芸能プロ幹部)

 菜々緒も19年10月期にTBS系ドラマ「4分間のマリーゴールド」でヒロインを務めたが、相手はジャニーズ所属ではない福士蒼汰だった。中村はついに女優としての実力を見せつける時が来た。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる