テレビと違って制限のない舞台はメチャ居心地がいい

公開日: 更新日:

 M-1で優勝してからはテレビをはじめ、いろんな仕事をさせてもらえるようになりましたが、漫才に対する考え方は変わってません。これからもずっと面白いものを作っていくだけです。

 そんな俺にとって大事な場所になっているのが劇場です。芸人として舞台の上で鍛えられたことにはものすごく感謝してるしプライドもある。劇場に対する思いは忘れちゃいけないと思ってます。

 もちろん仕事の一つではあるけど、俺にとって劇場に立つことはお笑いの筋肉が落ちないようにジムに通ってるみたいなもの。鍛えるのをサボれば筋肉はすぐ落ちますからね。

 とろサーモンの漫才は俺がネタを書いていますが、舞台にかける前のネタ合わせはやっても2~3回。練習なんかそんなにたくさんしなくていいんです。机に座って1時間ウンウンうなって考えた言葉より板の上に立って1分の即興で返した言葉の方がウケるんです。言葉はナマモノだからこれに勝てるものはない。だから俺は舞台でどんどんアドリブを入れるし、それを次の漫才に落とし込んでいく。


 そういう意味で俺たちの漫才は今でも日々進化しているし、それをやれる劇場という場所は大事なんです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる