「どうする家康」お葉の設定は必要だった? 今期ドラマで急に増えた“雑な同性愛描写”への違和感

公開日: 更新日:

 LGBT法案こと「LGBT理解増進法案」の今国会提出に向けた準備が着々と進む中、今期ドラマでは同性愛描写が目立った。

 例えば、13日放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」10話に登場した、家康最初の側室「お葉」の描写が賛否両論を巻き起こした。家康と正妻・瀬名の間に子が少ないことを心配した家康の母・於大が、側室を置くことを提案し、瀬名も家康の側室選びに前向きに参加。側室オーディションが開かれたが、瀬名や於大のお眼鏡に叶う側室候補は見つからず、結果的に無愛想だが、よく働き、突進してくる猪をなたで一気に仕留める逞しいお葉(演:北香那)が選ばれる。

 家康との初夜の前、瀬名がお葉に、家康の喜ばせ方を教え、それに於大が「おえっ…」と素直なリアクションを見せるなど、コメディ色の強い回となった。ただ、それよりもお葉が、実は同性愛者で、城勤めをしている侍女・美代を愛したため、側室務めを終わりにして欲しいと家康に告白するシーンが大きな話題を集めた。

 ネットでは《LGBTの考え方を強制されているようでどん引きでした》《北川悦吏子のドラマでも、同性愛告白のシーンあったけど、多様性を流行りのように入れられても、違和感しかない》《今回の話、必要だったかな。流石に途中から自分は何を見せられてるんだろうと思ってしまった》と、雑な同性愛描写に違和感を抱く声が、多く見られた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  2. 2
    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    ロッテ4年10億円男・中村奨吾が“不良債権化”…ファンは怒り呆れ、SNSは批判の大喜利状態

    ロッテ4年10億円男・中村奨吾が“不良債権化”…ファンは怒り呆れ、SNSは批判の大喜利状態

  5. 5
    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

  1. 6
    伝説のサラリーマン投資家 日本株はバブルと呼ぶには程遠い「儲けるチャンスは大あり」

    伝説のサラリーマン投資家 日本株はバブルと呼ぶには程遠い「儲けるチャンスは大あり」

  2. 7
    眞鍋かをり「野党は文句しか言っていない」にツッコミ猛拡散 イベントで小池都知事と同席の過去

    眞鍋かをり「野党は文句しか言っていない」にツッコミ猛拡散 イベントで小池都知事と同席の過去

  3. 8
    “投手”大谷の「球速低下」と「二刀流断念論」との戦い…2度目手術後は“選手寿命激減”と米論文

    “投手”大谷の「球速低下」と「二刀流断念論」との戦い…2度目手術後は“選手寿命激減”と米論文

  4. 9
    蓮舫氏の東京都知事選出馬に右往左往、毒舌批判する《#パニックおじさん》って何だ?

    蓮舫氏の東京都知事選出馬に右往左往、毒舌批判する《#パニックおじさん》って何だ?

  5. 10
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」