今年の大みそかは日テレ「ガキ使」復活か? BPOからも「笑ってはいけない」おとがめなし

公開日: 更新日:

 結局、大みそかの番組視聴率で11年連続民放トップの座をテレビ朝日に明け渡すことになった。

 それにしても2年連続で放送が休止されてきた「ガキ使」がなぜ、3年目に復活するのか。

「そもそも日テレが『笑ってはいけない』を休止した理由はBPO(放送倫理・番組向上機構)の『痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー』に関する番組の審議入りが公表されたことがきっかけだった。なかでも番組の核となるダウンタウンを中心とした出演者一同が、規制されたなかでの番組作りに賛同せず、最終的に日テレサイドが忖度し番組休止のジャッジを下したんです。ところが昨年6月のBPOで『日本民間放送連盟(民放連)』との意見交換会で『予見できる痛みは対象と考えていない』との意見を出し、『絶対に笑ってはいけないシリーズ』の内容は問題ないことが明らかになったんです」(テレビ関係者)

 要は番組制作における障害がなくなったということらしい。

「『ガキ使』のDVD販売はグループ会社のVAPの稼ぎ頭です。また日テレが抱えている配信事業のHuluにとっても『ガキ使』は優良コンテンツです。そもそも『スッキリ』の後番組『DayDay.』のMCに南海キャンディーズの山里亮太を起用したのも吉本興業に配慮したから。『ガキ使』は何としてでも復活させなければいけない番組なんです」(前出の日テレ関係者)

「ガキ使」は本当に復活するのか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」