てれびのスキマ 戸部田誠
著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

同じバケモンでも… シザーハンズと異なった野生爆弾くっきー!の芸人人生

公開日: 更新日:

「虫にも優しい。ナウシカ以上に」
飯尾和樹テレビ朝日系「アメトーーク!」11月9日放送)

  ◇  ◇  ◇

 野性爆弾のくっきー!(47)とずんの飯尾和樹(54)の2人は芸風が全く異なるものの、意外にも仲がいい。飯尾は自分の事務所には「こんなバケモンいない」と彼に興味を持ち、付き合っていくうちに人間的な優しさにも引かれていったという。

 そのくっきー!の優しさを、ひっくり返った虫を戻してあげることを例に出し、飯尾が表現した一言が今週の言葉だ。くっきー!がよく自作の瓶詰の“脳みそ”を、収録後に楽屋で丁寧に洗い、水が跳ねたところもきちょうめんに拭いているのを見て、飯尾はその繊細さにキュンとしたという。

 今や独特の色合いと世界観を持つ絵や造形物を生むアーティストとしても人気のくっきー!。しかし、最初から評価されていたわけではない。活動の拠点を東京に移してすぐくらいの頃、ある番組で共演した大物女優のイラストをくっきー流で描いた。それを披露した瞬間、とんでもない空気になったという。「ブチギレてはったな。怖かったぁ」(テレビ朝日系「有吉クイズ」2023年11月5日)と振り返るほど。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

    元横綱・白鵬に「伊勢ケ浜部屋移籍案」急浮上で心配な横綱・照ノ富士との壮絶因縁

  2. 2
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  3. 3
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  4. 4
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  5. 5
    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

    1場所4人じゃ終わらない…元横綱白鵬の旧宮城野部屋勢“廃業ラッシュ”はこれからだ

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉

    石原裕次郎(13)慶応病院に入院…同乗したエレベーターを降りる際に掛けられた言葉会員限定記事

  3. 8
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  4. 9
    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた

    (26)第3作「男はつらいよ フーテンの寅」では寅さんを地面に叩きつけた会員限定記事

  5. 10
    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」

    元衆院議員・若狭勝氏は女帝と断絶して7年「今は本当に幸せ」