ジャニーズ性被害者「当事者の会」怒り爆発の必然 救済進まず、木村拓哉らも知らん顔の非情

公開日: 更新日:

 故ジャニー喜多川氏による連続性加害の補償問題について、旧ジャニーズ事務所が被害者への態度を硬化させているという。「当事者の会」が15日、衆院議員会館で会見し訴えた。

 東山紀之社長は昨年10月、事務所の社名を「SMILE-UP.(スマイルアップ)」に変更し、「タレントマネジメントおよび育成の業務からは完全に撤退させていただきます。被害に遭われ今も苦しんでいる方への補償と救済、心のケアに特化した事務所にします」と発表、それを社会的責任とし「補償をきちんと最後まで全うし、廃業いたします」と宣言したものだ。ところが副代表の石丸志門氏は会見でこう言った。

「被害者の救済措置を取っているとは思っておりません。社名を変えただけで、継続して行われているエンタメ事業は(ジャニーズ時代と)中身はまったく変わっていない。こうした実態に、苦言を呈したい」

 スマイルアップは補償も救済も外部に委託しており、石丸氏らが連絡しても「お答えできることはありません」などと暖簾に腕押し。被害補償特設サイト上にある心のケア相談窓口なども「機能しておらず、返信も届かない。一方的で聞く耳も持たず、対話にすらならない」と、おざなりな対応になっていると批判した。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと