本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

“朝の顔”として活躍する博多華丸・大吉を見るたび、初めて会った頃の素朴な2人を思い出す

公開日: 更新日:

 2月10日、福岡PayPayドームで開催された「博多華丸・大吉 presents 華大どんたく supportedバイ 洋服の青山」。チケットは完売、3万4000人超の観客を動員し、明石家さんまさんを筆頭にナインティナイン中川家千鳥、かまいたちなど人気者48組80人のお笑い芸人が大集合。結成33周年イベントは大成功を収めました。

 さんまさんが「あんなに前から(スケジュールを)押さえられて」とネタにしていましたが、当日は東京、大阪からの「芸人大移動」だったことでしょう。イベントの最後には大運動会もあり、出演者の拘束時間も長時間に及び、「愛と人脈の総力戦」とコメントにもありましたが、これだけのメンバーを集めるにはやはり本人たちの日頃の行動や付き合い方が大きく影響していると思います。

 後輩の面倒見もよく、特に大吉くんはナイナイの岡村くんやキンコン西野くんをはじめ多くの芸人からの相談にも乗っているようで「大吉さんのおかげです」「大吉さんに言われたんで」という話をよく耳にします。

「あさイチ」(NHK)で全国の“朝の顔”となった2人ですが、地元福岡を大切にする郷土愛にあふれ、今でも平日は東京、週末は地元福岡で仕事をこなす日もあり、まるで国会議員のような忙しさです。そんな彼らのスタートは福岡大学の落研。コンビを組み、大学を中退。福岡吉本の1期生として入所し、デビュー5年後には福岡の中高生に大人気の「ローカル芸人」になっていました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  3. 8
    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

    ドジャース山本由伸に降りかかる不正投球を疑う目 マウンドでの危険な振る舞いは命取りにも

  4. 9
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  5. 10
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと