川島なお美が古谷一行に感謝 「ラブシーン感情移入できた」
今年1月に肝内胆管がんの手術を受けた川島なお美(53)。「生存率の厳しい芸能界で35年生存してきたので大丈夫」と退院後すぐに仕事復帰。そんな気丈な女優の出世作となった主演ドラマ「失楽園」が97年の放送以来17年経って初めてDVD化された。全裸撮影など厳しい撮影の支えになったのは共演の名俳優だった--。
■京都で、日光で、毎回のようにベッドシーン
22時台のドラマとしては異例の高視聴率を記録し、制作した読売テレビの最高視聴率記録を長年守り続けた伝説のドラマ「失楽園」はきわどいシーンの連続。「この作品は私にとって十字架です」と当時を振り返る川島は、ベッドシーンでは前張りなしで撮影に挑むなど体当たりで演技した。
「凛子役は私じゃなくちゃダメだと言ってくださった渡辺淳一先生のおかげで、この役を演じられたことは間違いないですが、凛子を演じていく中で相手役の古谷(一行)さんにはいろいろと無理を聞いていただいて、非常に感謝しています」
とにかく、官能的なシーンが多いドラマだった。京都で、日光で、通夜の後や劇中劇でも毎回のようにベッドシーンが続く。