首都直下の引き金か 専門家が注視する埼玉、茨城の大地震

公開日: 更新日:

 埼玉を襲った地震は首都直下の前兆か。
 24日午後5時半ごろ、茨城県南部を震源とするM4・3の地震が発生し、埼玉県加須市で震度4、都内では中野区、杉並区などで震度3を観測した。

 専門家によると、東日本大震災以降、太平洋プレートが東から西に急速に動いていて、接するフィリピン海プレートとの間に大きなストレスがたまっているという。この境界の直下に位置するのが東京をはじめとする首都圏である。ヤバイことに、この境界周辺で地震が頻発している。24日に起きた地震も、そのひとつだ。

■プレートが一気にはね上がる可能性

 元前橋工科大教授の濱嶌良吉氏(地殻変動解析学)が指摘する。
「プレート境界で地震が頻発し始めるキッカケとなったのが、今年5月5日(M4・2)の茨城南部の地震です。フィリピン海プレートの最北端であり、太平洋プレートとの接触部分で起きている。その後、8月までその周辺で集中して何度も地震が発生していて、そのたびに少しずつ接触部分が内側にもぐりこんでいる。このままでは、いずれ圧力に耐え切れなくなり、沈み込んだプレートが一気にはね上がってしまう可能性があります」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    草間リチャード敬太容疑者が逮捕…コンビニバイトと掛け持ちの苦労人だったが横山裕のセレクトに難あり?

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    自民党は戦々恐々…公明党「連立離脱」なら次の衆院選で93人が落選危機

  4. 4

    俺と巨人ガルベスの大乱闘の一部始終…落合博満さんのヘッドロックには気を失いかけた

  5. 5

    マエケンの「DeNA入り」が急浮上! 古巣広島まさかのNO、巨人はマー君が足かせで動けず

  1. 6

    まさかの故障で失意の最中「お前はラッキー」…トシさんの言葉がなければ今の俺はいない

  2. 7

    DeNA次期監督候補に谷繁元信氏が浮上…南場智子オーナーのイチオシ、本人も願ったりかなったり

  3. 8

    米倉涼子の"体調問題"が各界に波紋…空白の1カ月間に一体何が? ドラマ降板情報も

  4. 9

    参政党の党勢拡大に早くも陰り…「聖地」加賀市で“親密”現職市長が惨敗落選の波乱

  5. 10

    公明党が「自民との連立離脱も辞さず」の背景…まさかの“国政撤退”もあり得る深刻事情