南太平洋の巨大地震が連動か 「バヌアツの法則」の不気味
これは、不気味な兆候ではないか。12日、南太平洋のバヌアツ付近でM7.6の地震が発生した。バヌアツ周辺やソロモン諸島で大きな地震があると、数日~2週間後に日本でも大きな地震が起きる傾向がある。この奇妙な連動が、ネットを中心に「バヌアツの法則」と呼ばれ、不安視されているのだ。
注目を集めたのは今春の熊本地震。4月14日、熊本でM6.5の前震が起きたが、その11日前の4月3日にバヌアツでM6.8の巨大地震が発生。14日の熊本の前震の直前にもバヌアツでM6.0が観測され、2日後の16日にM7.3の“本震”が熊本を襲った。
さかのぼると、連動はほかにもある。
●09年10月8日バヌアツ諸島でM7.8→09年10月30日奄美大島北東沖でM6.8
●14年4月13日ソロモン諸島でM7.5→14年5月5日伊豆大島近海でM6.0
●15年10月21日バヌアツ諸島でM7.1→15年10月21日福島県沖でM5.3
バヌアツと日本の距離は約6500キロ。遠く離れてはいるが、太平洋プレートでつながっている。果たして、関連はあるのだろうか。