年末年始に相次ぎ“点灯”…巨大地震襲来の不吉なシグナル
年の瀬から各地で地震が頻発している。東日本大震災の余震とみられているが、大地震の襲来を予兆させるかのような不吉なシグナルも相次いでいる。ついに日本列島はとんでもない揺れに見舞われるのか。
12月28日に発生した茨城県北部を震源とするM6.3の地震を観測以降、東日本を中心に揺れが続発。福島県沖を震源に31日にはM5.6、5日はM5.8の地震が発生した。琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)は、12月25日にチリ沖で起きたM7・7の地震との関連を指摘する。
「チリやペルーなどの南米で起きる地震と日本付近の地震には規則性があります。まるでピンポンラリーのように、太平洋の東西で地震が行ったり来たりしているのです。というのも、太平洋の中央からやや東寄りに『東太平洋海膨』と呼ばれる海嶺が走っていて、米大陸から日本列島まで東西に広がっている。そうした構造から、チリ付近の大地震発生から1~4年後に日本付近で巨大地震が発生するリズムが繰り返されています」
太平洋の西側のニューギニア方面で2000年にM8.0の大地震が起きると、01年には東側のチリ付近でM8.2の巨大地震が発生。揺り戻しのように西側の十勝沖で03年にM8.0、08年にM7.1の大地震が起きた。