子供の前で夫婦喧嘩を始めてしまった…どんな悪影響が考えられる?
少し心配…子供の前で夫婦喧嘩をした時の4つの悪影響
愛し合って結婚しても、違う環境で育った二人です。時には、価値観の相違から夫婦喧嘩をする日もありますよね。でも子供の前で夫婦喧嘩になると「子供にとって悪影響になるかも」と心配になるもの…。
今回は子供の前で夫婦喧嘩をする際の子供への悪影響や、喧嘩を円満に解決する方法をご紹介します。
まずは、子供の前で夫婦喧嘩をした時に、どんな悪影響があるのかを見ていきましょう。
1. 責任を感じてしまう
親の夫婦喧嘩を見た時、子供によっては「自分のせいで両親が喧嘩している」「私が悪い子だからだ」と責任を感じる場合があります。
両親の喧嘩を止められない自分に対して無力感を抱いたり、自分の本音を抑えていい子を演じたりして、どんどん自分を追い詰めてしまうかもしれません。
夫婦の問題についての喧嘩ならいいのですが、子供が原因の喧嘩は目の前ではしないようにしましょう。
2. 外で発散するようになる
日常茶飯事に夫婦喧嘩をしていると、子供はだんだん家の中でストレスを感じるようになります。溜まったストレスを家で発散してくれればいいのですが、場合によっては外で発散する子供も…。
子供が学校や近隣でトラブルを起こした場合には、家庭での夫婦喧嘩が影響していないか気にする必要があるでしょう。
3. 「離婚するのでは?」と不安になる
子供が小学生を過ぎると、離婚の意味を理解したり、実際に両親が離婚している友達から話を聞く機会も増えてきます。
そういった情報が頭に入った状態で夫婦喧嘩を目の当たりにすると「家族がバラバラになるのではないか」と強い不安を感じる子供もいるでしょう。
心に不安があると、学校の勉強に身が入らなかったり、不登校につながる可能性も…。喧嘩の後でもいいので、子供が安心する言葉をかけるよう心がけてくださいね。
4. 体の不調が現れる
子供の心と体は繊細なので、両親の不仲という心配事が原因で体に不調が現れるケースもあります。たとえば、頭痛や吐き気、腹痛などが一般的です。
早い段階で子供の体調不良が病気によるものなのか、心が不安定になっている影響なのかを見極めることが大切です。
子供の前で夫婦喧嘩をしたら…家族円満でいるための対処法
では、子供の前で夫婦喧嘩をしてしまったら、どうフォローしたらいいのでしょうか? 対処法を見ていきましょう。
1. ちゃんと仲直りまで見せる
子供の前で夫婦喧嘩をしてしまったら、ちゃんと仲直りするまでを見せましょう。仲直りして普段通りの両親に戻れば子供は安心します。
また、喧嘩した後に、どうやって問題を解決していくのかの過程を見せることにもつながりますね。社会勉強の一つとして、お互いに歩み寄りながら問題を乗り越えていく姿を見せてあげてくださいね。
2. 怒鳴り合いではなく「話し合い」をする
夫婦喧嘩をする時、ヒートアップするとつい怒鳴ってしまう時があります。でも、怒鳴り合いで建設的な答えが出ることはほとんどありません。
子供も親の怒鳴り声に震えてしまうので、夫婦喧嘩をする時は「冷静に話し合おう」とルールを決めておくのがおすすめです。
3. 「アイメッセージ」で伝える
子供の前で夫婦喧嘩をする時には「あなたはいつも〇〇で…」「あなたが〇〇だから」と、相手を主語にするのはおすすめしません。
それよりも「私は〇〇だと感じた」と、私を主語にしたほうが遠回しに柔らかく伝えられるので、喧嘩がヒートアップせずに済みます。ぜひ意識してみてください。
子供の前で夫婦喧嘩をするなら仲直りまでちゃんと見せよう
子供の前で夫婦喧嘩をするなといっても、なかなか難しいケースもあるはず。また、喧嘩をしないように我慢すると、ストレスが溜まり逆効果になることもありますよね。
そうならないためにも、子供の前で夫婦喧嘩をしたら必ず仲直りまで見せるようにしてみてください。きっと子供にとって良い勉強になるでしょう。
(コクハク編集部)