平均8.9%…MLBワールドシリーズの視聴率低迷はなぜ?
米国ではこんなものなのかもしれない。
レッドソックスが優勝を決めたワールドシリーズ第6戦、地元ボストンのテレビ視聴率は55.2%を記録。これは07年のWシリーズ第4戦の55.3%以来の高い数字。試合終了時、ボストンでの番組占拠率は86%に達した。
ただし、高い人気は地元だけ。6試合の平均視聴率は8.9%。毎年40%の視聴率を超えるNFLのスーパーボウル(アメリカンフットボール)には遠く及ばず、今年のNBAファイナル(バスケット)の平均10.4%にも満たない。視聴者層も中高年の男性が多いのが特徴だ。
アメフトは試合時間が60分(1クオーター15分×4)と決まっている。オフェンス、ディフェンスの当たりは激しくエキサイティングなプレーも多い。反則があれば即座に審判がマイクでルール説明を行うなど、間延びがなくテレビ向きのスポーツだ。
一方のメジャーリーグは試合時間に制限はない。同点のままなら日付が変わっても決着がつくまで延々と試合が行われる。