狙うはアラフォー2人…今オフも迷走する巨人の「FA補強」
「ヤクルトの相川とDeNAの金城を本当にFAで獲得にいくなら、ジャンアンツのプライドはなくなってしまったと言わざるを得ない。OBのほとんども、ファンだってそう思うでしょう」
こう嘆くのは、巨人OBの評論家・高橋善正氏だ。
CS4連敗でチームをつくり直すという原巨人が、国内FA権を持つヤクルト相川亮二捕手(38)とDeNA金城龍彦外野手(38)の獲得に乗り出すという。
相川は今季58試合の出場で打率・250、2本塁打、21打点。金城は90試合で打率・200、0本塁打、11打点。来年39歳になる両ベテランが再建の切り札になるとは考えにくい。巨人ナインも「無理してFAなんてやらなきゃいいのに……」とあきれ返っている。
不動の正捕手だった阿部(35)が来季は一塁にコンバートされる。2年目を迎える小林(25)にシーズンを通してマスクをかぶらせるのは不安というのも分かる。「だからって阿部さんより年上の捕手取ってどうすんの?」と、チーム内外からこんな声が上がるのも当然ではないか。そもそも、なぜ相川なのか。ある球団関係者がこう言った。