1日も休まず自主トレ 日ハム大谷のオフは“メジャー並み”
「あいつの意識の高さには驚かされる」
日本ハムのフロントも、こう舌を巻いているという。
10日、日ハムの大谷翔平(20)が契約するアシックスのスポーツ工学研究所で身体測定を行った。
足の形や筋肉量、投球フォームや打撃モーションなどの解析を行った大谷は、「こういうのは初めてなので、やってもらってよかった」と笑顔を見せた。
それにしても大谷は多忙なオフを送っている。テレビやスポーツ紙などメディアの取材が殺到しているのは言うに及ばず、連日イベントにも出席。多くの野球選手が好むゴルフも、「練習する活力が湧かない」と興味すら持たない。
それでいて、自主トレは1日も休まずに汗を流している。ある日ハムのOBが言う。
「大谷が他の選手と違うのは、自主トレ中は常にひとりで練習をしていること。例えば、他の選手がウエートをしていたら自分はランニング。他の選手がランニングをする時間はウエートといった具合です。おそらく、その方が集中できるからではないか。オフ期間の自主トレは頭を使って考えながら取り組むものがほとんど。他の選手と和気あいあいでは集中することができない。ハードな練習をすることもないので、休日なんてないのが当然。むしろ、この時期に練習しない日をつくる選手の方がおかしいと考えています」
多くのメジャーリーガーは、全日程を終えて1、2週間休んだ後はキャンプまで体を動かし続ける。将来的には米国移籍を考えている大谷だが、すでにオフ期間の過ごし方は「メジャー並み」と言っても過言じゃない。