最悪退団も…「調停も覚悟」の中日・大島は強気いつまで?
■平田は2度目の交渉でサイン
盗塁成功率にしても、大島はリーグ2位の28盗塁を決めながら、失敗が12回で70%。今季セ盗塁王の梶谷(DeNA)が39盗塁で失敗は8、成功率は83%。坂本(巨人)は82.1%(成功23、失敗5)、同僚の荒木は94.4%(成功17、失敗1)。パでは柳田(ソフトバンク)の84.6%(成功33、失敗6)をはじめ、パ盗塁王の西川(日本ハム)が79.6%(成功43、失敗11)と、悪くても70%台後半の選手がほとんどだ。
大島と同様、1度目の契約更改を保留した平田が9日、2度目の交渉で前回提示と同じ4700万円でサインした。
「大島は今季、スタメンを外されたこともあり、現場でも絶対的な評価は受けていない。外野手は新助っ人として今季3Aで30本塁打のペゲロの獲得を狙っているし、ドラフトでも2人の社会人出身者を獲得した。調停をしようものならレギュラー剥奪、退団に追い込まれる可能性もある。昨年、功労者の井端を巨人に放出した落合GMなら、それくらいはお構いなしにやる。そういう空気を平田は感じたのだろう」(中日OB)
来週にも3度目の交渉を行う大島は「調停も覚悟している」と強気な姿勢を崩さないが、そろそろ振り上げた拳の下ろし時か。