捕手難にあえぐ楽天 トレードの相手はDeNAより阪神か
お互いの補強ポイントをトレードで補えばいいという気もするが、ある球団の編成担当はしかし、「むしろ阪神のほうが可能性があるだろうね」と、こう続ける。
「DeNAの捕手は支配下と育成を合わせて6人。西森が5月に腰部を骨折し、まもなく打撃練習を再開するらしいが、人数的に捕手を出すのは簡単ではない。そこへいくと阪神は二軍の捕手が小宮山、清水、小豆畑、岡崎と頭数だけは豊富。先日、外野手のペレスを獲得したものの、外国人枠の問題もあるし、実力は未知数だ。その点、楽天には12年に盗塁王を獲得した聖沢が今季は一軍での出場機会に恵まれず、トレード要員として名前が挙がったこともある。阪神が捕手プラスアルファの2人を用意すれば、聖沢を取れるかもしれない」
なお、DeNAの高田GMはこの日の試合後、チームのテコ入れについて、「この人たちで頑張って上にいた。また抜け出してくれたらいい」と声を絞り出した。