コーチ、恩師が証言 ソフトBの“怪物”柳田悠岐を全解剖

公開日: 更新日:

 打率.429、5本塁打、10打点で交流戦MVPを獲得。26日現在、パ2位の打率.377。開幕から「3番中堅」としてヒットを量産し、16本塁打、48打点。パ打率トップ(.381)の秋山(西武)と熾烈な首位打者争いを繰り広げている。

■身体能力

 武器は「和製ターザン」の異名を取る糸井(オリックス)をして「アイツは化け物」と言わしめる身体能力。具体的に何がどう凄いのか。鳥井田コンディショニングコーチが言う。

「背筋力や握力など個々の数値はプロ野球選手の中でも上位の部類に入りますが、どれも『それなりに凄い』というレベル。なぜ柳田の身体能力が凄いのか、あれだけボールを飛ばせるかは僕らにもわからないんです」

 しかし、メジャーで指導実績もある鳥井田コーチは「理由があるとすれば……」と、こう続ける。

「体が非常に硬いんです。世間では『体が硬いとケガをしやすい』と言われますが、実はデータなどで実証されてはいない。柳田も肉離れなどはありませんからね。実際、メジャーでも黒人選手の多くは体が硬いんですが、筋肉の可動域は広い。柳田のデータと実際の活躍を見比べる限り、『硬いことがプラスになっている』としか推測できないんです(苦笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  2. 2

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  3. 3

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  4. 4

    巨人「助っ人野手の獲得下手」汚名返上できた納得の理由…今年はなぜ2人とも“当たり”?

  5. 5

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  1. 6

    金銭トラブル退団ヤクルト畠山コーチ「若かりし頃の愚行録」…酒浸りでデーゲームに朝帰り、練習サボって風呂

  2. 7

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  3. 8

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”

  4. 9

    ヤクルト畠山コーチが突然の退団 原因は金銭トラブルか…水原一平事件では「畠山は大丈夫か?」との声が

  5. 10

    あるのか西武「デストラーデ監督」…黄金時代の最強助っ人が“復帰”、就任条件もクリア

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  2. 2

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  3. 3

    桜井ユキが6年前、松坂桃李と演じた激しい濡れ場…朝ドラ「虎に翼」“涼子様”で人気全国区に

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    阪神「常勝軍団」構築は“オカダの考え”がカギ…試合前に捕手に“講義”、名指し公開説教は日常茶飯事

  3. 8

    夏ドラマ唯一の“ロス”は読売テレビ深夜ドラマのみ?「ブラックペアン2」ですら話題にならない深刻

  4. 9

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  5. 10

    桂菊丸&泉アキ夫妻 熱海で「自給自足」スローライフ満喫