オフに勃発確実 巨人vs阪神「DeNAバルディリス争奪戦」
「オフには争奪戦になるでしょうね」
球界関係者がこう言うのは、DeNAのバルディリス(32)のことだ。
来日8年目を迎えるベネズエラ出身のバルディリスは今季、打率.289、9本塁打、40打点。勝負強い打撃に加えて、守備でもチームに貢献。昨季の三塁手としての守備率.973はリーグトップで今季も3失策。球際に強く、攻守で存在感を見せている。そんな優良助っ人は今季で2年契約が満了する。順調にいけば来年中にFA権を取得し、翌シーズンから外国人枠が外れて「日本人扱い」になる。家族も日本で暮らしており、長く日本でプレーしたい意向があるそうだ。年俸は7500万円+出来高と格安で、よりよい待遇を求めるのは出稼ぎ助っ人なら当然のこと。複数の球団が、DeNAと来季以降の契約を更新するかどうか、注目しているという。
「巨人は三塁手を取りにいく可能性がある。バルも候補に入るだろう」とは、前出の関係者だ。
「今季は三塁の村田が不振で、二軍にも落ちた。本塁打を量産した頃の面影はなく、原監督から評価されていた守備でも7失策と精彩を欠いている。14年から3年契約を結んでおり、来年まで契約が残っているものの、今の状態ではレギュラーは無理。バルディリスは4番タイプではないが、ポイントゲッターとして期待できるし、高い守備力は原監督好みですから」