獲得賞金13億円の錦織圭 秋葉原で見せた意外な“金銭感覚”
■関西弁で「兄ちゃん、まけてーな」
そんな錦織の意外な素顔に関するエピソードだ。「あれは去年の11月にシーズンを終え、帰国したときのことです」と、錦織に近いさる関係者がこう続ける。
「錦織は音楽を聴くのが好きで、プレーヤーなどの機器ひとつにしてもこだわりがある。日本製が大のお気に入りで、帰国するたびに家電量販店に足を運び、新製品をチェックしているほど。そのときは秋葉原の電気街でヘッドホンを物色していた。で、10万円くらいの品物が気に入ったらしいのですが、店員を相手に値切り交渉を始めたというのです。関西弁で『兄ちゃん、まけてーな、まけてーな』と、かなり粘ったらしい。しばらく店員とやりとりしたあと、あまりのしつこさに店員も根負けしたのか、最後は1万円近く値引きさせたといいます」
錦織は昨季、全米オープン準優勝などの活躍もあって一躍、時の人に。街を歩けば、それこそ大騒ぎになっても不思議ではない。本人も素顔のまま秋葉原で買い物、まして値切り交渉までするのはさすがに気が引けたのか、帽子に眼鏡、マスクを着用するなど変装して電気街に繰り出したそうだ。