「由伸2世」慶大・谷田 プロスカウト“掛け値なし”の評価
スポーツ紙が「由伸2世」とかまびすしい。
14日の立大戦で3試合連続本塁打を放った慶大の4番打者・谷田成吾外野手(4年=慶応)のことだ。
春のリーグ戦は打率1割4分6厘と低迷したものの、大学最後のリーグ戦はここまで3試合で4割1分7厘、3本塁打、9打点と振れている。OBの高橋由伸(巨人)を彷彿とさせるスラッガーという触れ込みだ。
「パワーが売りの選手だが、春まではスイングが大きく、変化球に体勢を崩されて空振りするケースが目立った。それがグリップの位置を下げたことでスイングがコンパクトになり、体勢を崩されてもファウルで逃げられるようになった。春に比べれば欠点は少なくなりましたけど……」と、ある球団のスカウトがこう続ける。
「ボールの見極めが苦手なんです。まだ、ワンバウンドの変化球を打ちにいったりする。選球眼というか、ボール球にも反応してしまう点は、鍛えてもそう変わらない。これからリーグ戦で打ちまくったとしても、3位で指名する球団があるかどうかでしょう」
高橋由伸とはモノが違うと言うのだが。