“10連勝”なのに…SBバンデンハークは来季も「併用」濃厚
「彼女なしでこんな活躍は出来ないよ。いつも助けられているんだ」
と、お立ち台でのろけたのがソフトバンクのバンデンハーク(30)。照れくさそうにはにかむと、視線をスタンドの美人妻に向けた。
先発した15日のクライマックス・ファイナルステージ第2戦は6回5安打1失点でCS初勝利。チームはアドバンテージを含めて3勝となり、日本シリーズ出場に王手をかけた。
バンデンハークは昨オフ、2年総額4億円で入団。外国人枠の事情で一軍デビューは6月と遅れた上、スタンリッジとの併用もあって登板数は15試合のみ。それでも負けなしの9勝を挙げ、この日も含めれば“10連勝”。「開幕から投げれば、どれだけ勝てるのか」と期待するファンは多いが、残念ながら来季も同様の起用法となりそうだ。
「今年で37歳になるスタンリッジは契約切れもあり、退団が濃厚。ただ、来季はウルフが戻ってくる。彼も今季限りの契約だが、昨シーズン中にトミー・ジョン手術をしている。完全復帰は来季以降になるので、球団も契約を延長するともっぱらです。すでに抑えのサファテは新しく3年契約を結び、中継ぎのバリオスも残留が内定している。バンデンはウルフとの併用になりそうです」(球団関係者)
将来的なメジャー復帰を目指しているバンデンハーク。肩の消耗を抑えて大金がもらえるのだから、「併用バンザイ」だ。