FIFA次期会長目指すジーコの仰天“清廉潔白”エピソード
汚職にまみれたFIFA(国際サッカー連盟)の騒動が元ドイツ代表のレジェンド、ベッケンバウアー(70)にも飛び火した。21日、FIFA倫理委員会が「ベッケンバウアー氏も調査対象になっている」と発表。地元メディアは「W杯招致の買収疑惑」を書き立てている。あの“皇帝”まで……とサッカー界は大揺れだ。
FIFAは、ブラッター会長を筆頭に幹部、理事の90%以上がクロといわれている中、改革派の旗頭としてクリーンなイメージがあった元フランス代表でFIFA副会長のプラティニにもスキャンダルが発覚。11年にブラッターから名目不明の2億5000万円が支払われたことが明らかになり、出馬の意向を示していた来年2月のFIFA会長選も辞退せざるを得なくなっている。
ベッケンバウアーに関しては、一部から「次期会長に適任では?」という声が上がっていた。その矢先の「W杯招致買収疑惑」騒動でこちらもアウト。FIFAは解体の危機に瀕していると言っていいが、「公私にわたってクリーンな人物にFIFA会長を任せるしかないのは明らか。サッカー界に適任者がいます」と、Jリーグ関係者がこう続ける。