由伸巨人のキーマン尾花投手コーチが明かす「投手陣再建策」
監督経験者が高橋由伸新監督(40)を支える。二軍投手総合コーチから配置転換となった尾花高夫一軍投手コーチ(58)である。今季のチーム防御率は12球団トップの2.78。一見、盤石だが、改善点は「救援陣」。秋季キャンプ中の若手の中から勝ちパターンに抜擢したい意向を明かした。横浜の監督経験があり、新監督を“教育”中の頭脳派コーチに聞いた。
2度目の巨人一軍投手コーチ。前回06年の1年目のチーム防御率は前年の4.80から3.65と一気に改善。以降、07年3.58、08年3.37、09年2.94と年々数字を上げた。
「あの時は悪過ぎた。最初は4点いくつだもん。今年はいいでしょ。でも改善の余地はありますよ」
勝利の方程式の3人が引っ掛かっていたという。
「3人で16敗という事実がありますよね」
内訳は山口5敗、マシソン8敗、沢村3敗。接戦に弱かったこともV逸の要因の一つ。来季は勝利の方程式を解体するのか。
「そうではないけど、脅かす存在は育てないといけないと思っている。面白いなと思うのは、公文、田原誠。外国人のメンドーサ? はい。球はいいですね。誰かが割って入ってくれればというのはあります」