「ブルペンの士気心配」 虎安藤ダウン提示にV戦士OB怒り
「中継ぎの苦労をもっとわかってやってほしいですね」
中継ぎとして阪神の85年日本一に貢献したOBの福間納氏がこう言った。
24日に阪神の安藤優也(37)が契約更改を行い、300万円減の8300万円でサイン。今季、中継ぎとして50試合に登板、5勝4敗15ホールド、防御率3.02の成績を残し、3年連続50試合以上登板を果たしただけに、「ダウンは想像していなかった」と声を落とした。
福間氏が言う。
「僕が現役の頃から、中継ぎはなかなか年俸が上がらなかった。07年に90試合のシーズン最多登板を果たした久保田がその典型。07年は揉めに揉めて自費キャンプ参加となり、08年は2年連続ホールド王になったのにダウンした。今もその流れが続いているのかなと。安藤に限らず、3000万円増の1億5000万円でサインした福原も、もうちょっと上がってもいいくらいです。安藤も3年連続で50試合をクリアしたことをもっと評価してあげてほしい。中継ぎは試合に投げなくても毎日のようにブルペンで肩をつくる。安藤、福原は勝ち試合のリリーフでさらに負担は大きく、打たれたら責任を負わされる立場。今オフは抑えの呉昇桓が退団し、来季は中継ぎの存在がより重要になってくる。ブルペンのモチベーションに響かなければいいのだが……」