打撃は絶賛も…巨人期待の岡本に唯一ダメ出しする鬼コーチ
「岡本、レギュラー取りへ驚異の大飛球!」
スポーツ紙風に言えば、こんなところか。巨人期待の岡本和真(19)が12日、キャンプ初の紅白戦に出場。主力と同じ紅組の「6番・三塁」に名を連ね、その1打席目だった。ドラ1ルーキー桜井が投じた初球の106キロカーブを強振すると、角度よく打ち出された打球はバックスクリーン左へ一直線。強い逆風に押し戻されて中飛となったが、視察したネット裏の他球団スコアラーは「風がなければスタンドに入っていた」と目を丸くした。
3打数無安打ながら、高橋監督が「内容は良かったと思う」とニッコリすれば、臨時コーチを務める松井も「内容は悪くない」と同じコメント。スコアラーも「2打席目のレフトフライも感じとしては悪くなかった。やっぱり打撃はいいものがある」と警戒した。
35歳のベテラン村田との正三塁手争いに注目が集まる中、高卒2年目の大砲候補は首脳陣にもマスコミにも持ち上げられているが、岡本には守備に大きな課題がある。キャンプでは連日の早出特守。この日は紅白戦後に居残りで守備練習を行った。こちらも着実にステップアップしているのか。井端弘和内野守備走塁コーチ(40)に聞いた。