6球団1位指名から8年…金銭で中日入りの大場に本音聞いた
07年のドラフトで6球団の1位入札が競合した末にソフトバンク入りした大場翔太投手(30)。プロ初登板でパ・リーグ史上初の無四球完封勝利を挙げて鮮烈デビューを飾ったが、8年間でわずか15勝(21敗)にとどまり、昨オフ、中日に金銭トレードされた。14日、DeNAとの練習試合で移籍後初登板、1回を無失点に抑えた右腕に、話を聞いた。
――6球団に1位指名され、デビューも華々しいものでした。
「いろんな方があの時のことを聞いてくれるんですけど、もう8年以上たっていますから、あの時の気持ちは正直覚えていません。当時の僕は僕ではあるんですけど、考え方も体も変わっていますし、12年に右肩をケガした頃くらいからは、別の投手だと思ってます」
――その後、期待された結果を残せなかったという気持ちはありますか?
「正直、あれだけ高い評価で入団させてもらって、注目もしていただいて、8年間在籍して、年間2ケタ勝つのは難しいかもしれないですけど、やっぱり結果的に15しか勝てなかったのは、僕の力が足りなかったとしか言えません」