肉体改造成功も…ダルの「ビルドアップ」に見えない不安
大柄な選手の中でもひときわ目立っているのがレンジャーズ・ダルビッシュ有(29)だ。
右肘手術からの復活を目指すエース右腕は24日(日本時間25日)、今キャンプ2度目のブルペン入り。バニスター監督、ブロケイル新投手コーチが見守る中、傾斜の緩い半分の高さのマウンドから、カットボール、チェンジアップも交えて20球を投げた。次回26日から27日に予定されている3度目のブルペンでは25球まで増やす。
ここまで予定通りにリハビリメニューをこなしているダルは「スピードもあったし満足しています。投げた後の張りもありません」と笑顔を見せた。
現役時代にダルと同じトミー・ジョン(腱の再建)手術を2度も受けたブロケイル投手コーチからは「自分は(術後に)フォームが乱れた。どの球種も同じフォームから投げられているので順調そうだな」と回復ぶりに太鼓判を押されたという。
昨年3月に行った右肘のトミー・ジョン手術後は地道なリハビリとトレーニングに励み、キャンプ地アリゾナ州サプライズに一回り以上も大きくなった体で姿を見せた。ダルによれば、体重は昨年の同時期よりも6キロ増えて過去最高の107キロ。増量した6キロのうち、5キロが筋肉だという。