新守護神は登板させず…金本阪神「マテオ隠し」の狙い
助っ人選手は最初が肝心だ。キャンプ、オープン戦を通じてライバル球団に研究を重ねられ、スタートでつまずいてしまうと、そこからモチベーションを上げるのは難しいという。日本人選手とは違って、長い目で見てもらえる「余裕」もないだけに、開幕から不調のままシーズン途中で戦力外になった助っ人は過去に山ほどいた。
中でも阪神は注目度が高い球団だ。抑えという重要なポジションでいきなり2試合、3試合と救援に失敗するようなら、ファンやマスコミも黙っちゃいないだろう。
マテオ隠しは、そんなリスクを少しでも軽減したい金本監督の意図に違いない。