「本田は自信深めている」 伊紙ミラン担当女性記者が断言
称賛と批判が試合ごとに、まるで壊れたエレベーターのように上がったり下がったり、目まぐるしく乱高下――。それがイタリア・セリエAの現実である。名門ミランでプレーする日本代表MFの本田圭佑(29)も例外ではない。入団して以来「ミラン史上最悪の背番号10」と言われ続け、出番の少なかった昨年後半は「年明け1月の移籍期間中に放出してしまえ」とメディアからも酷評された。
ところがフル出場した1月9日のローマ戦、同17日のフィオレンティーナ戦と上位クラブ相手にアシストなどで奮闘し、今では「ホンダは必要不可欠な選手」とミハイロビッチ監督も手放しで評価する。本田の“本当の立ち位置”はどこか? 現地大手紙「コリエーレ・デッラ・セラ」のミラン担当女性記者アリアンナ・レベッリさんを直撃した。
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「ホンダは、サンシーロ(ミランの本拠スタジアム)のティフォージ(熱狂的サポーター)から酷い批判やブーイングを受けていたが、耳に栓をしてプレーに集中していました。また、ホンダをリスペクトしていたミハイロビッチ監督は、ずっと彼のことを守り続けてきた。そしてミランに関わる者全員がハッピーだと感じたのが(2月14日の)ジェノア戦でのホンダのゴールです。ミランにとっても、ホンダにとっても、非常に重要な日となりました」