ハーフナーにはワクワクしたが香川真司にはがっかりだ
W杯予選の相手、アフガニスタンは「勝って当たり前」のレベルだったね。政情不安もあって代表強化もままならず、後半になったらバテて足が止まり、日本もゴールを入れやすくなるだろうと思っていたが、序盤からあれだけチャンスをつくりながら、前半はFW岡崎のゴールだけというのはいただけない。合計5―0で勝ちました、と喜んでいては進歩がないね。
久しぶりに代表FWハーフナー・マイクのプレーを見た。彼には分かりやすい武器がある。
身長194センチ。ヘディングの強さは、他の代表選手にない“特別な”持ち味だ。しかし、今回のアフガニスタン戦が、13年10月以来の代表戦となった。どうして彼は定着できなかったか?
ハーフナー自身が「オレが攻撃の軸になる。オレに向かってクロスをどんどん放り込め」とアピールしなかったからだ。
あの無類の空中戦の強さを見れば、極端に言えばサイドから「ハーフナーの位置を確認しないでも、とにかくクロスをゴール前に入れておけば」競り勝てる可能が高い。これは、相手DFにとって物凄くイヤなことだ。