新監督唯一の黒星発進 金本阪神「超変革」どこまで貫ける
「攻める姿勢を見せたいというなら、金本監督はもっとハチャメチャなことをやっていい。西岡の走塁、メッセの盗塁にしても当たり前のプレーの域を出ない。監督が色を出すのはスタメンです。『2番にバントをさせない』と攻撃的野球を掲げるのであれば、その昔、マリナーズでA・ロドリゲスが2番を打ったように、中心打者の福留やゴメスを2番に置いてもいい。やってみないと結果は分からないのですから」
阪神は05年を最後に10年間、優勝から遠ざかっている。10年分のフラストレーションをためるファンは指揮官以上に「超変革」を求めている。OBだって応援ムードは最初だけ。結果が伴わなければ、すぐに手のひらを返すのが阪神のお決まりだ。
金本監督はこの日、「消極的になる自分が怖かったが、わりとアグレッシブにいけた。失敗してもいいから怖がらずに攻めていきたい。僕が恐れたら選手が恐れる」と話したが、1年間ブレずに自分を貫けるか。