阿部、坂本、西岡、大野…各球団主力“ケガ続出”の真犯人
広島のように、トレーニングコーチを置かず、トレーナー部門などを一括管理している球団は、他に日本ハム、ソフトバンク、DeNAなど。コーチがいると必然的に上下関係が生まれるが、各部門をフラットにし、多角的に起用を判断するようになってきたのだろう。
試合でより良いパフォーマンスを発揮し続けるため、「積極的休養」を取る。これが「ケガ人」を増やす最大の理由なのだ。
選手にはもちろん、自己管理能力が問われる。多少のケガでも休養となればその分、給料に跳ね返ってくるからだ。
主力や実績のあるベテランはともかく、若手や一軍半の連中は「積極的休養」などと悠長なことは言っていられない。ときにはケガを隠してでも試合に出ようとするだろう。選手はこれまで以上に体調管理に心を配らないといけない時代になってきた。