先発で5試合1勝2敗…金本監督“藤川推し”に虎OB投手疑問符
「今年は若い選手が出てきて、チームに活気も生まれた。でも、藤川にだけは遠慮し過ぎ。勝ちをつけてやりたいんだろうが、無理をしてイニングを引っ張るし……」
阪神の大物OBが先日、金本監督の選手起用について、こんな指摘をしたという。
今季から阪神に復帰した藤川球児(35)は、7日のヤクルト戦に先発し、今季最短となる3回5失点でKOされた。
先発転向の今季はこれで5試合に登板して防御率6・12。抑えで通算220セーブを挙げた選手としては、寂しい結果になっている。
評論家の福間納氏は、「先発で長いイニングを投げるのは難しいのかもしれない」と、こう続けた。
「7日のヤクルト戦は初回に3失点しているが、失点の多くは打順が2~3回り目となる四、五回に集中している(全17失点中10失点)。中盤で打ち込まれてマウンドを降りるパターンが多い。金本監督は江越を二軍落ちさせるなど若手には厳しくやっているのだから、実績のある藤川だからと遠慮することなく、先発から外す決断をしてもいいと思います」